ホエールウォチング体験談
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金城肇(きんじょう・はじめ)さん (渡嘉敷村字阿波連在住/民宿経営) 金城さんは、ホエールウォッチングと名の付く以前から鯨と触れ合ってきた、ウォッチングナビゲーターの大ベテラン。そんな金城さんに、ホエールウォッチングについての、日頃からの心がけを伺いました。 「ホエールウォッチングというのは、決して人間が踏み込んではいけない領域に、無理やり人間が入り込んでしまうものだと思います。私は常に、ウォッチングするのではなく、させて頂いているということを念頭に入れ、飽くまでも、くじらのご機嫌を第一に考えたウォッチングを心がけています。 また、昨今の過熱ぎみなブームによって、ホエールウォッチングならぬ、ホエールキャッチャーになりつつあるのが、今一番の心配ですね。」 さすがにベテラン。くじらの気持ちを考えたホエールウォッチングということ。そういうことが何よりも大切なんですよね。近年、慶良間海峡にあまりにも多くのウォッチング船が集まるため、くじらたちが怯えているのでは?と、金城さんは懸念されているようです。 「昔は、向こう(くじら)から船に近づいてきたのになあー」 とポツリ。 「今後のホエールウォッチングの可能性として、新しいウォッチングのやり方をいろいろ考えています。たとえば、陸の上から、山の上から、双眼鏡を手にホエールウォッチングなんてこともできるんですよね。 何といっても相手は、大自然。雨、風、シケも自然のルール。ボートを出せない日だってありますよ。がっ、そんなことは、どうでもいいこと。自然には逆らえない! ナビゲーターとしての苦労?・・・感じたことはありませんが、心配は大いにあります。もう少し、時間のゆとり、心のゆとりをもってウォッチングに臨むということを、みんなで考えていけたらと思っています。」 |