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事例

前島にハブのいないわけ

前島にハブのいないわけ

 この話は、私達がおのずからわかったことではなく、ご先祖の伝え話なんですがね。一匹のハブを渡嘉敷、阿波連、前島の3字でくじを引いて分けたら、前島はまん中、渡嘉敷は頭、阿波連は尾が当たったそうだ。そしたら、渡嘉敷と阿波連とは頭と尾がくっついてハブがいるようになったが、前島はまん中が当たったから、ハブはいないという話でした。

そして、前島の印良苅(※1)(いんらかり)の御嶽(うたき)の前方にある伊利(※2)(いりー)の畑には、そのハブのまん中を埋めた所があって、その畑のまん中に、ハブを埋めた印のこれくらいの石がありましたよ。年寄りは、「ここにハブを埋めてあるから、この石にはさわるなよ」と言って、誰にもこの石にはさわらせもしなかったよ。今でもこの石はあそこにあるはずよ。

字前島郷友会・村田初子(大正7年6月15日生)昭和55年8月29日聴取
※1.印良苅(いんらかり)
前島の東部にある部落の発祥地。
※2.伊利(いりー)
屋号。部落の中央に位置した家。現在の世帯主は金城実氏。

解説

 この話に出てくる前島の印良苅御嶽は、前島の集落の最も近いところにある御嶽である。ハブを埋めた上に置いた石には、触ることを禁じていたのは、蛇を神聖視していた名残とも思われる。なお、伊平屋村の我喜屋には、この話と類似した話が伝えられている。

昔、琉球の王様が唐(中国)の国に行くとき、蛇をお土産に持って行った。その蛇を食べた唐の王様は、「これは美味しいから、唐と大和と琉球で三つに分けよう。」と言って、唐は真ん中、大和と尻尾、琉球は頭を貰った。それで、頭を貰った琉球のハブは人を噛むようになったというのである。

出典:「とかしきの民話」/発行:国立沖縄青年の家

 
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