フクギ
方言名:フクジ
風や潮から屋敷を守ってくれる木
葉は長楕円形でつやがあり、大人の手のひらほどもあります。枝からニ枚の葉が向かい合って出る対生で、テリハボクに比べ、より肉厚で濃い緑色です。ゴルフボール大の黄色い実は、落果 すると強い臭いがして、ハエが集まります。 3~5m間隔で植えた屋敷林は上方では隣の木の枝とぴったりくっつき、まるで木で作った擁壁のようで、少々の風ではびくともしません。火事になっても火が燃えうつらないようにするほか、強い日射しから涼しい陰を提供してくれます。字渡嘉敷では屋敷の東側、阿波連では屋敷の西側というよに海からの風をさけ、強い日射しを和らげる意味で植えられています。
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