ビロウ
集中して生えている
外見は街路樹などでおなじみのワシントンヤシに似ていますが、葉柄は緑色で細く、1m~2mもあります。大きな花序の先に小さい黄色い花を7月ごろに咲かせ、実は緑色で直径2ほどの球形です。落下した実はやがて、茶色になります。幹は直径30~60cm、高さ7~8mになります。阿波連のクバ山にとくに多く群生しています。 渡嘉敷港に降り立って、近くの山を見上げると、斜面に多くのクバが見られます。葉を加工し、クバ扇やクバ笠などを観光土産品にしたりもしています。旧暦の12月8日のム-チー行事にちから餅を包むのに利用する地方もあります。ヤシの仲間はその種子を海流に浮かべ分布を広げますが山の上に生えているビロウはどのようにして生えたのでしょう。
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