ノボタン
初夏の訪れを告げるピンクの花
初夏の訪れを告げる代表的な花にノボタンがあります。5月~8月に赤紫色の花を咲かせます。5枚の薄紫の花びらが一般的ですが、まれに白っぽい花びらや赤っぽい花びらの木が見られます。葉は卵形で先細り、はっきりとした縦の筋が数本入っていて特徴的です。葉の付き方は2枚がセットになった対生です。光の強い場所によく生育し、切り開かれた林道の周辺でよく見られます。塩害には弱く、海岸沿いにはほとんどみられません。 12~1月頃には実が熟して食べられるようになります。方言名のハンキタ-とは実が割れるという意味からきています。渡嘉敷でシロバナノボタンという別種が記録されていますが、数少なく貴重な存在です。 |