テリハボク
港の入り口にたてた木
花びらは4枚で白く、内側は開いたボサボサの筆のような黄色い花が5月~8月に咲きます。種子は黄色い球形で、直径3~4mくらいです。種子は軽く、海水によく浮き、流れに乗って遠く分布を広げることができるのです。遠目にはフクギの木と似ていますが、幹の色も白っぽく、フクギの黒とは異なります。葉はフクギよりも薄い緑色でやや小さく、フクギほど密ではありません。葉は、ふたつの葉が向かい合う対生で、2枚セットになった葉の部分を切り取り、足の親指の部分にはさみ、ひもで縛るとぞうりの出来上がりです。 寒さにやや弱く、沖縄本島より温暖な宮古や八重山で生育がよいようです。海水中でもなかなか朽ちず、かつては港入り口に立て、安全に通 行できる航路の目印にしました。 |