ツワブキ
生えている場所によって葉の様子が違います
北海道の童話にでてくる小人のコロボックルが、傘代わりにかぶっているのがフキです。葉がツルツルしており、厚葉ふき、あるいは艶葉ふきという名前がつまってツワブキと名付けられました。 地面から長い柄が出て、その先に大きな葉が1枚ついています。植物体の中央部分から葉の柄よりさらに長い棒状に伸びた先に黄色い花が見られます。花は11月~1月頃で比較的長い期間咲いていて、花はセイヨウタンポポに似ていますが、セイヨウタンポポより花弁が少なくやや大きめです。 ツワブキは環境変異が大きく、生育している場所によって葉の形や大きさに違いがあります。林道などでは葉は丸く大きいのに対し、渓流から低地へ向かうに従い、ハート型から扇形になり緑がとがります。茎は食用にできますが、渡嘉敷では食べません。そのほかの利用方法としては、仏壇にお供えする餅の下に葉を敷く習慣があります。 |