ゲットウ
ム-チ-を包む葉
方言名:サンニン、サニンゲットウは多年草で高さ2mほどにもなります。葉の中央を縦に主脈がはしり、それから斜めに平行にはしる葉脈があります。根茎をつくります。ゲットウは5月頃に白い花を咲かせます。香りが強く、ランの花のような舌花が鮮やかな黄色です。花が終わると、ブドウがまばらに房についているような状態でビー玉より少し大きいまん丸の果実をつけます。字渡嘉敷では美月橋を渡った斜面に多く見られます。 代表的な利用法は、何と言っても葉で餅を包むことでしょう。香ばしい香りに加え、食べ物がいたまない作用もあります。ム-チ-をつくる旧暦の12月8日の寒さをム-チ-ビーサ-といいます。もち米をひいてこね、ゲットウなどの葉に包み、蒸して出来上がりです。 |