クロツグ
赤,黄,緑の色とりどりの実
クロツグはヤシ類の仲間で、葉脈が平行に走っています。一枚の葉は、濃い緑色の短冊がたくさん集まって、長さ2mもある大きな葉をつくっているのです。短冊状にのびた葉の先端に細かいギザギザがみられます。葉の柄がのび出してくる幹のところは黒い網状の葉鞘(偽茎)がついています。6月ごろビンを洗うブラシ状の黄色い花を咲かせ、その後、ビー玉状の果実をつけます。果実の色は赤や黄色緑色などバラエティーに富んでおり、一本の柄の周囲にたくさんの果実がびっしりつきます。大木の下や、比較的日当たりの悪い林内や斜面を好んで生育します。 葉の中心部を走る主脈だけを残し周囲の小さな短冊状の部分を全て落とし去り、チャンバラごっこをして遊ぶこともできます。葉から細い繊維を取り出し、引くとしまるわっかを作りさおの先につければオキナワキノボリトカゲを捕えるわなのできあがりです。 |