オキナワシャリンバイ
小さく白い可憐な花
3月~4月頃に径1.5~2cmでいい匂いのする白い花は、長い柄の先に咲く頂生で、集中しています。葉は、長さ3~8cmの楕円形で堅く、表面 はテカテカしています。「車輪梅」という名前は枝が車輪のようで、花が梅に似ているという意味です。島内の山中によく見られ、潮風に強く、土壌も選ばないことから、海岸近くの植栽にも適しています。 渡嘉敷の山に野生のシャリンバイは多く見られ、高さ3~4m達します。10~12月に種子を採集して栽培することができ、11~12月に挿し木で増やすこともできます茎は皮をはいで染色に利用し、古くから大島紬や芭蕉布のほか、漁網などを染めるのに利用されてきました。堅い実はおいしいとはいえず、かじると口の周りが黒く汚れてしまいます。 |