メジロ
小枝を身軽に飛び回る
全国各地で低地の雑木林によく見られる留鳥で、渡嘉敷では、年内みられます。全長10cmあまりでセッカなどと同程度の大きさです。鮮やかな黄緑色(オリーブ緑色)で、目のまわりが白いのが特徴です。特にオスは首もとから尾にかけて腹部に黄色い線が続いています。混虫類のほかガジュマルやパパイヤの実、サクラやデイゴの花の蜜などを食べます。5月頃に枯れ葉や草の穂や茎、クモの糸などを利用して緑色の巣を作ります。屋敷内の庭木にもよく見られ、卵は4~5個で7月頃にヒナが多く見られます。 地鳴きは「チイーチイー」と短く鳴きます。モクマオウなどの高い木の梢で「チイーチュル、チ一ュル」と長くさえずり、方言でいうタカブッキーをします。鳴き声でなわばりを示し、テープレコーダーの声にも反応して集まる性質があります。鳴き声コンテストも行われ、人々によく親しまれている鳥ですが、乱獲を防ぐため、飼うには許可証が必要です。 |