イソヒヨドリ
朝・夕よく響く声で鳴く
朝や夕方、海岸で美しい声で鳴いている鳥がいます。よく通る声で「クイークイー」とよく響きます。留鳥で一年中渡嘉敷はもちろん沖縄各地にいます。岩場に巣をつくり、オスとメスではっきりとした色の違いがあります。全身が灰色ですがオスは首のあたりから胸にかけて鮮やかな青色、メスは頭部から胸にかけて茶色です。海岸にすむリュウキュウフナムシやカニ類の他、海岸近くの草地でバッタやカマキリなどの昆虫類やアオカナヘビなどのハ虫類も捕まえて食べます。 なわばり意識が強く、他のイソヒヨドリがなわばりに入ってくると激しく追いかけ回し、追い出すまで粘ります。民家や林の中に巣を作ることはなく、もっぱら岩礁地帯にいます。町中では大きなビルに営巣することもあります。渡嘉敷ではビルや高い石灰岩の崖はないので、営巣に適した場所は多くないかもしれません。阿波連の砂岩や渡嘉敷の千枚岩のなど大きな岩の陰によくすみ着いています。 |