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ビルで住み分ける貝たち(ノッチの貝)

ノッチの貝

石灰岩の岩礁は、あちらこちらが鋭くとがっていて転んだり手をついたりするとけがしてしまいそうです。渡嘉敷では石灰岩よりはるかに固い黒色や緑色の千枚岩という岩が多くみられますが、石灰分のたい積作用もあり、石灰岩がどんどんつくられている状況です。石灰岩は壊れやすく、侵食を受けやすいのに対し、千枚岩は堅くなかなか崩れません。長い年月の間に風や波が石灰質の岩を削って、家のひさしのようになっています。

刻み込まれてへこんでいるところをノッチといいます。その形もおもしろいのですが、ノッチの各部分で、すんでいる貝類や小動物が違います。ひさしの上の方は潮上部と呼ばれ、決して潮につかまりませんが、しぶきが飛んできます。

この潮上部にはコンペイトウガイなど、乾燥に強い貝がすんでいます。ノッチにはイシダタミアマオブネガイ、イボタマキビガイなどがいます。キバアマガイなどは潮の高さによって、上がったり、下がったりと毎日忙しく移動します。
ノッチの下の方は、比較的湿り気の多い部分で1mm程度の白い粒がたくさん見られます。これはアマオブネ類の卵です。

近づくと岩の壁面を走って移動するのはリュウキュウフナムシやオオイワガニなどです。自然が作り出した地形の微妙に変化する部分で、ほんの少ししか離れていないのに、そこにすんでいる生き物が違うのです。

 
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