ヒメジャコガイ
色とりどりのがいとう膜(シャコガイの仲間)
熱帯の海域にすみ、成長の速い貝です。成長の秘密はがいとう膜に共生している単細胞の褐色藻という原始的な植物です。シャコガイは水中に漂う餌を食べることに加え、褐色藻が光合成で作り出す栄養分を利用します。つまり、二重に栄養源を持っていることになるのです。そのため、シャコガイは日当たりがよく、褐色藻が活発になる場所にすんでいます。 沖縄県漁業調整規則で、シャコガイ類が減りすぎないように取り決めがあります。毎年6月1日~8月31日は採取禁止です。また、次の殻長以下の小さいシャコ貝は採集禁止にしています。ヒメジャコガイ(8cm)、シャゴウ(15cm)、ヒレジャコガイ(20cm)、ヒレナシジャコガイ(30cm)、ゆとりを持って貝採りを楽しみたいものです。 |