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事例

渡嘉敷神社

2012-02-20

歴代祝女をまつる拝所

字の人からトゥンチグヮーとも渡嘉敷神社とも呼ばれている拝所は、クミチジ山の山すそにあり、港の方向に向いています。この拝所の屋敷は、70坪ほどの広さがあり、庭の入口に鳥居があります。
現在の拝所がある場所は、昭和40年に現在のものに建て替えられるまで、クミチジ山の一部になっており、殿内小と呼ばれた拝所ももっと前方にあって、瓦ぶきの建物でした。また、この拝所の鳥居は、昭和12年に南方漁業に出稼ぎに行った人達が寄進して作られたものです。まだ沖縄戦の時の砲弾の跡が残っています。
この渡嘉敷神社の前方に、祝女殿内(のろどんち)、前祝女(めえのろ)殿内、元(もと)祝女殿内、新(みい)祝女殿内、しらせ御獄(うたき)の獄登りを主宰する屋号西ン渠の大城家、根元船頭家などの旧家があります。
この拝所には、代々祝女をまつってあります。お先軸と呼ばれる唐船世の祝女、今軸と呼ばれる尚真(しょうしん)王以後に三六島に配置された渡嘉敷祝等がまつられています。それに火の神ニ柱もまつられているということです。
ただし、祝女の任期の途中で亡くなられた祝女は、ここにはまつられていません。ここでは、年中行事のさまざまの祈願を祝女を中心とする神女や区長などが参加して行う場所です。現在は、区長が管理しています。
なお、この拝所が渡嘉敷神社と呼ばれるようになったのは、昭和18年の古波蔵春という女性が神職講習を終了して字渡嘉敷の祝女となり、この拝所で祭りを行うようになった以後で、その頃から県庁からも渡嘉敷神社と呼ばれるようになったということです。戦前には、出征兵士の祈願や儀式や結婚式なども、ここで、祝女がおこなっていました

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