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渡嘉敷日和 8月号

ダイビングインストラクターの傍ら、水中カメラもこなす番田さん。外から眺めてるだけでも綺麗な渡嘉敷島の海。海の中、水中の世界の魅力を教わります。

 

–本業は水中カメラマンですか?

カメラ“マン”というほどではないですけど、好きでカメラを揃えています。コンパクトデジタルカメラの水中用のケースや、一眼レフのカメラが入る水中用のケースもあって、それを使って色々な写真を撮っています。本体よりも高いですね(笑)コンパクトデジタルカメラので、3~4万円。一眼レフタイプの物は10万円以上します。カメラ本体と変わらないか、それ以上の値段がします。

 

–以前からカメラが好きだったんですか?

そうですね、ダイビングする前から少しだけやっていました。でも、そんなに本格的ではなかったです。 本格的にやりだしたのは、ダイビングを始めて、この仕事ついてからですね。水中写真を撮るカメラ派のお客さんが多かったので、それに対応するには自分もやらないといけないというのがキッカケです。

 

–ダイビングやられて何年ぐらいですか?

ダイビング始めたのは23なので18年ですね。出身は兵庫県。最初は大阪のダイビングショップから和歌山の海に潜りました。

 

–渡嘉敷島に来たキッカケは?

沖縄本島の北谷で、インストラクターになる修行をしていたのですけど、その時に使っていた、お店が閉店してしまったので、地元に1回戻りました。家の近くのダイビングショップに訪ねてみたら、渡嘉敷のシーフレンドのオーナーと知り合いだったので、インストラクターになる勉強をするため沖縄に行ってきなさい!と、丁稚として送り出されました。インストラクターになったら兵庫県に戻って、お店を手伝う予定だったので、一旦戻ったのですけど、こっちが良かったので、1年しないうちに、すぐ渡嘉敷に戻ってきました(笑)

 

–今は独立して、お一人でやられてるんですか?

同じくシーフレンドに勤めていた先輩に手伝ってもらっています。

 

–本業はダイビング?

そうですね!

 

–カメラの指導もなさってるんですか?

カメラの指導とまではいかないですけど、ちょこちょこ雑誌に写真を提供しています。

あとiPhoneのアプリを作ってもらったのですよ。沖縄潜水百景っていうので。全国とか世界的な規模で『○○潜水百景』と言うのをやろうとして、とりあえず沖縄潜水百景っていう名前を付けて、慶良間・渡嘉敷編で、僕が写真を提供しています。慶良間諸島を色々紹介していて、水温や気温、アクセスはどうだったかなどの情報を提供しています。水中に行ったら色んな生き物が見られますよっていう写真も全部提供しています。一昨年の夏に準備して、その年の暮れにこのアプリが出ました。渡嘉敷のポイントマップ(ダイビングスポット)をGoogleマップと連動して作られていて、面白い出来上がりです。他には高知県柏島の土佐潜水百景・宮城県志津川の東北潜水百景が続いています。

 

–ガイドはコーディネーターのような感じ?

そうです。水、海の中をよりよく知ってないとできないです。例として、よく山の案内人シェルパを使うのですが、山を登る時には天候の変化を予測したり、その場所の特徴を熟知しているプロの案内人いる。ダイビングって、インストラクターの資格を持って、そこそこ潜れるようになっていたらガイド的な仕事はできるのですけど、道案内レベルではなくて、もっと色んな知識を持って、海の中をより良く案内できるように、常に意識しながら潜っています。

『ガイド会』と言う会があって、世界に散らばっている日本人ガイド(水中)の人たちで、コミュニティを作っています。沖縄だったら慶良間、沖縄本島、久米島、西表島、宮古島、海外だったらタイ、パラオ、フィリピン、ニューカレドニアと各地域代表みたいな感じでいます。ガイドという案内人は、山でいうとシェルパみたいな存在であったり、森林の案内をするレンジャーのようなもの。

 

––番田さんはガイド会の渡嘉敷担当?

そうですね。

会の目的の中に後輩育成もあります。出身はその場所でなくても、その地域に、しっかり根を張ってくれる人を見つけていく。
今は会に入る枠も広がって、自薦で入れるようになりましたけど(審査はあります)、先輩方が立ち上げた当初は、「この地域でガイドを一生懸命やっていて、カメラもやってて、その地域に骨埋めてもいいっていうような若い人いないですか?」と言うのに、たまたま自分に声が掛かったのです。会の存在は知っていたので、是非やらしてほしいって事で参加するようになりました。会の活動の一つで、毎年写真展をやっていますので、そのためにも水中写真を一生懸命撮っています。
プロのカメラマンの友達もいるのですけど、僕らは写真で、ご飯を食べようって考えが全くないのです。プロでも何でもないですから、やはりガイド業と言うのがメインなのです。その延長線上にカメラがある、写真がある、っていうだけなのです。ガイド業をメインにしている先輩・後輩とよく話しているのは、「格好良く言うと僕らは、海の伝道者、海を伝える、今風に言うとインタープリテーション、自然界と人間界の間に入る存在っていうのを担わないといけない。そういうつもりでいないといけない。だから写真を一生懸命やるのも良いけど、写真が上手じゃなくて、ガイドが上手って言われた方が良いやろ!」ってね。日本の中でガイド業って、まだまだ認知されてないから、もっと広めていこうよっていう趣旨もあります。同じ考えを持つ仲間がいますので、とても刺激になります。

 

–写真は海の楽しさを伝えるためのツールという感じですか?

一緒に潜ってくれるのが一番伝えやすいですけど、多くの方は頻繁に海に潜れる訳でもなくて、自分のブログを楽しみにしている人や、HPの写真を楽しみにしいる人がいるので、それも海を伝える方法の一つだと思っています。カメラは武器ってわけでもないですけどね。贅沢な趣味ですよ、仕事と偽って(笑)

 

–潜りながら写真を撮るのは難しくないですか?

陸で重い物を支えるよりも、水中は浮力が付くので、そんなに力がいらないのです。姿勢はダイビングのスキルが上手じゃないと、ずっと同じところで止まっているのは大変なのですけど、割と陸よりも水中の方が集中して撮れます。寝そべったりできるし、上からも撮れるし、色んな格好ができるので、陸とは違って面白い部分があります。洞窟の中から日差しが差し込む、こういう景色は陸ではなかなか無いよなって思ったりとか。そんなに難し・・・うーん難しいのかな、やっぱり。ダイビングする上で、どういう風にお客さんに見せたら良いかな?っていうのが写真を撮らないと分からないので。

 

–カメラは何派ですか?

Canonです。元々フィルムカメラを使っていた時にたまたまCanonで、そこでレンズを揃えてしまったので、そのあとデジタルに変わってもずっとCanonです。昔Nikonのレンズ高かったのですよ。同じ感じのレンズで撮るのであればと思うと安い方を取ってしまったのです。昔は、他のカメラ機材も、高くて買えなかったのですよ。カメラを買っちゃうと潜りに行けなくなる。何している事か分からなくなる(笑)まぁでも今はそれなりに良いかなって。

 

–機材にコストかかりますよね。

カメラやっている人ってタイプが分かれると思うのですけど、カメラ機材の好きな人と撮影の好きな人。カメラを相棒のようにすごく大事にする‥私も相棒とは思っていますけど、僕はやっぱり道具は道具なので、これを如何様に上手に使えるかっていう感じですね。良いカメラを使おうが・・・まぁ良いカメラを使ったら綺麗に撮れるのですけど(笑)あんまり変にカメラ自体に愛情を注ぐのじゃなくて、前にいる生き物とか被写体には愛情を注ぐ。そうするとちょっと写真って変わってくるんじゃないかなって思ったりします。自分は、どう伝えたいかを考えて撮っています。

 

–渡嘉敷に来た第一印象はどうでしたか?

最初来た時、海がすごかったですね。98年に世界的な白化現象で珊瑚が大方やられてしまったのですけど、慶良間もその前は珊瑚がめちゃくちゃ綺麗でした。海外も行っていましたけど、「なんだここは!」って思いましたね。こんな所あるのかと。船を停めるのにアンカーをかけるのですけど、珊瑚だらけでアンカーをかける場所がないぐらい、すごかったです。 他には、海人の皆さんと一緒に漁に行ったりもしていたので、そのときに島の人に凄く良くしてもらった印象が強くて、なんて良いところなんや~と思いました(笑)

 

–他の活動は?

渡嘉敷日和 8月号 番田さん珊瑚がやられてしまったのは、それはそれで自然的なもの。昔は良かったよっていうよりも、これからもっと良くしようよっていう気持ちがあります。根底には何かを伝えなきゃいけない、現状を伝えるのも仕事だと思っています。その中で良いところばっかり、悪いところばっかりをクローズアップしてしまうと、おかしなことになってしまうので、それは満遍なく伝えられるようにしたいです。
私の活動の一つにリーフチェックと言って、世界的基準で珊瑚の健康診断みたいのをやっています。沖縄でも何カ所か行われていて、渡嘉敷でもやりませんか?って声が掛かってきました。僕がシーフレンドにいる時にそれを担当して、独立してからもそのまま引き継いでいます。それを年に1回毎年同じ場所で、珊瑚の状態がどうなっているか?とか、珊瑚の周りにいる魚はどのくらいになっているか?という変化を調査しています。調査時はボランティアで一般のダイバーも協力してもらっています。(次の調査にも)リピートで来てくれるのですよ。それが好きで来てくれる。全国各地でリーフチェックをやっている人が慶良間に来てくれたりしています。サンゴ礁が、どういう状態なのかという目安にもなるので、一カ所だけですけど、それも何かを伝える手段。それを元に今度は珊瑚の移植などに広げていきたいです。

 

–県外の人に対して渡嘉敷のオススメポイントは?

海ですね。

修学旅行生が島に来てマリンスポーツ体験でジェットスキーとかバナナボートをやるのですけど、「いや‥それはどこでやっても一緒やから、シュノーケリングとか体験ダイビングしようよ!」って、いつも思うのですよ(笑)「せっかく慶良間まで来てんねんから海の中、見ていこうよ!」ってね。バナナボートとか面白いですけどね、キャーキャー言って(笑)

 

–今後、県外から渡嘉敷島に移住される方にアドバイスは?

良い所ばっかり見ていてもしょうがない。都会の生活に比べると不便な所はいっぱいありますから、それがいつか不便じゃなくなってくる。不便と思わない生活スタイルに変わってきたら、しめたものかなと思います。コンビニも、マクドナルドも無いですから、そういうのが食べたいなって思った時に、「あぁーなくてもいいや」って思えて、1ヶ月に1回、那覇に行って楽しめたら良いかなと思います。

15年前はケータイも無いし、インターネットも発達してなかったので、夜中に家に電話するのに公衆電話に並んでいましたからね。島に公衆電話が阿波連地区に1個しかなかったのです。そこに夏のアルバイトの子達が長蛇の列になって、「暑いし、眠いし、もう電話せぇへん」って思いました。それを思うと今なんて全然、暮らしやすいです。以前は、那覇行ったら必ず重たい荷物をいっぱい抱えて帰ってきていましたけど、今なら通販で買えますからね。
良いところを思って、みんな来るので、やっぱり大変な面もいっぱいあることを覚悟しておかないと。

 

–渡嘉敷島に来て良かったと思いますか?

良かったです!最高です。

 

水中案内人の番田さん。

 

番田武六(ばんだたける)
Vibgyor代表 メインガイド 兵庫県出身。2児の父。
23歳からダイビングを始め、インストラクターを目指し沖縄へ。
紹介で辿り着いた渡嘉敷島に移住。ガイド業に専念。
2007年ガイド会 BSACナショナルインストラクター

サイト http://vibgyor.tank.jp/kerama/
FB  http://www.facebook.com/takeru.banda.vibgyor.kerama

 
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