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渡嘉敷日和 10月号

オーストラリアでの留学経験から自然に感化されたという、アイランズトリップ代表の森野淳さんにお話しをお伺いします。

 

–渡嘉敷に来てどれくらいですか?

大阪から来て14年です。

 

–渡嘉敷に来るキッカケは?

キッカケはオーストラリアが一番大きいです。 語学留学のため、大阪からオーストラリアに1年ぐらい行ってたんです。オーストラリア自体自然がすごいんですけど、その中でも更に田舎に位置するタスマニアにいたんです。 自然のもの、自然の環境に触れて、すごく自然に感化されました。タスマニアから大阪に帰ってきたとき、都会に住むのが嫌っていうか住めなくて、自然のある場所に住みたくなったんです。自分のいたところは大阪でも住宅街、衛星都市なんですね。
だから、自然がある北に行くか、海のある南に行くか、色々と考えてたんですけど、マリンスポーツやってたので南に行きたい思って、沖縄でいろいろ調べたんです。住み込みの条件とか見て調べてたら、とかしくビーチの、とかしくマリンビレッジっていうホテルがたまたま求人出してたんです。ちょっと行ってみようってことで渡嘉敷に来ました。
それから5年ホテルで働いた後、独立してこういった仕事をやり出しました。最初は14年もいるとか移住するとかなんて考えもなく、とりあえず行ってみようって考えでした。オーストラリア行ってる時点で、仕事も辞めてて身軽だったので動きやすかったです。

 

–沖縄、渡嘉敷に来てご苦労されてる点は?

大阪みたいな都会にいたので、島の人の考え方に違和感のようなものを感じました。例えばホテルで働いてる頃の話しなんですけど、こんなん捨てたら良いやんっていうものでも倉庫いっぱいになるぐらいまで置いてるんですよ。ゴミなのに何でこんなん置いてるの?っていうのが沢山あるんです。でも、後々になって僕もよく分かりました。島だからパッと買いに行けないんですよね。自分でこうやって店やりだして、あれ…あのネジがあったら良かったのに…っていうのが何回もあるんですよね。大阪だったら、すぐにまた買いに行けるから捨ててしまう物でも、ここでは置いてあったりするんです。再利用されてるっていうことに、良い意味で驚きました。沖縄本島ともまた違うと思うんですよね。離島だからすぐに買いに出られない。沖縄本島だったらまだホームセンターもあるし買いに行けば良いけど。離島っていうのはインパクトが、すごかったです。

あと台風です。那覇とかで何か用事があっても台風が来たら出られないし動けません。こういう時ホテルは、お客さんみんな返してしまうんですよ。泊めてたら良いのにと思うんですけど、 台風のときは泊めても台風状況がどうなるか分からないから、お客さん返すんです。 こっちの経営者はそれが当たり前です。年間何日間は台風があるって頭ん中にあるから、別にそれで経済的な損失受けても、台風だから仕方ないさ〜で終わるんです。自分は大阪から来てるから、最初は、お客さん泊めてたら良いのにって思ってました。
あと、そういう何かあった時に、陸続きのところに住んでいれば台風が来ても車や電車に乗って移動はできるじゃないですか。ここに来たら公共の船が動かないことには、どこにも行けないっていうのも最初は戸惑いました。今はもう慣れてますけどね。

 

–今年は台風が多くて大変でしたね。

うちもヨットのマストが折れちゃいましたからね。これ自分が悪いんですけどね。前回の史上最強の台風のときには、ちゃんとマスト倒してたんですよ。でも今回はそれより弱いから大丈夫かなーとか思ってたら真上通られましたからね。
自然は改めて怖いなと思いました。本当は自分がやらなくちゃいけないことを怠ってたから、諦めはついてます。直せば良いんですけど。

 

–渡嘉敷の生活は自然との戦い?

戦いっていうか…(笑)無力なんでね、今は諦めがつくというか仕方ない。
僕が最初来た頃に、島の経営者が「仕方ないさ〜」って言っていたように、自分も慣れてきました。
夏なんかお客さん入ってても台風だったら、あー仕方ないな、タイミング悪いな、と思うようになりました。
せめて、お客さん少ない日に台風来てくれ!それぐらいに思うようになりましたね。

 

 

–戦うというか捨て身になれる?

とても勝てないです(笑)勝てないし防ぎようがないんで…
祈ったらどっか行ってくれるとかだったらそりゃ祈りますけど、
もう怖さとか強さとかどうしようもないんでね。
備えをしなければマストとか折れたりもするし、備えだけはしておけばっていうのは今回つくづく思いました。

 

–こちらのショップではシーカヤックを?

シーカヤックとヨットを使ってます。お弁当を持って無人島に行く1日ツアー等をしたり、午前中ウミガメ見て、無人島に行って、散策や探検をセットにしたり。

 

–ウミガメは簡単に見られるんですか?

とかしくの方では、探せば10匹くらいはいます。潮位の関係とかもあるんですけど、海草が生えてるところに住み着いていたり、たまに沖にいたりとか。海がにごってなければだいたい見れますよ。

 

––渡嘉敷は主に観光業が盛んですか?

場所にもよると思いますが、阿波連とかは観光ですよね。渡嘉敷自体はあんまり観光業の人は少ないです。
おじいちゃんおばあちゃんが多いし、若い子は島を出てて、定年して戻ってくる人が多かったり、昔からいる人は漁とかで、あと役場に勤めて公務員とかが多いです。だから渡嘉敷地区の観光業の人は少ないです。
阿波連が観光業者は1番多いですね。総体的な人数は向こうの方が多いんで、島全体的な人数でいったら向こうのほうが観光業に関わってない人が多い。阿波連自体はほどんどみんな観光業みないなものです。

 

–今後、渡嘉敷に移住してくる人へアドバイスは?

山本君とかも言ってると思いますが(笑)みんな最初は気軽に移住を考えて来ると思うんですけど、やっぱり住んだらそれなりの大変さはあるので、移住するならしっかり考えて計画性を持つか、最初は一旦ちょっと来てみて軽く1年ぐらい住んでから、 真剣に移住するかどうか考えた方が良い。なんだこんなとこって言って帰る人や、夜逃げ同然で帰っていく人もいっぱいいますからね。最初はイメージだけで来ますよね。昔のテレビ番組のビーチボーイズじゃないですけど(笑)夏来たら女の子がいっぱいいて賑やかで、実際来たら安い給料でこき使われて、そういうのがあるからイメージだけで来るのは良くないと思います。実際に来て半年でも住んでみて、自分でいけるなーと思ったら住むっていうのが1番良いんじゃないですか。

 

–渡嘉敷に悪いイメージ持って帰られても困りますね

移住者には環境が厳しいかもしれません。住宅がなかったりとか、民間のマンションやアパートがないからすぐ住めない状況なんですよ。
村自体が移住者や人口を増やしたいという考えがあるなら、村営住宅を建てたり、独身向けのワンルームマンションを作ったり、もっと受け入れる態勢をとらないことには難しいんじゃないですかね。
住宅事情が悪いから、ここで村営や民営のマンションやアパート等の住むところを建てるとかまずやらないと。
今のまま人口700人ぐらいでずっとやっていって、将来も増えなくて良いですよって村がいうんだったら、それはそれで良いとは思うんですけど。
もし、もっと色んな人に住んでもらったり、島の人が気軽に帰って来てまた住むのであれば、住宅事情が悪いのでもうちょっと整備しないと結構厳しいのかなとは思います。

 

–将来的には今のお仕事で展望とか

今、色々と考えてます。この仕事はいつまでも出来ないので、いずれ宿とかしないといけないとは思ってます。この仕事を何歳まで出来るかが問題です(笑)経営者として誰か雇えばいくらでもできますが。計画的には土地買って宿建てて、宿経営をする方向に持って行こうかなとは思ってます。

 

–カヤックは体力使いますか?

コツがあるので慣れれば大したことないですよ。
だけど60歳とかになったらお客さんが心配するじゃないですか。60のおじいちゃんが、じゃ行きましょかー言って漕いでも(笑)

 

 

 

 

 

–シーカヤックに憧れてるんですよ。

今日みたいに晴れてる日とか、すごく良いですよ。のんびり海の上を。

 

–最後に、渡嘉敷島に住んで良かったですか?

自然を求めてきてるんで毎日同じ風景でも全然違う顔があったりとか、海の中の自然があったりとかします。苦労もそりゃありますが、苦労の方が多かったら今もう住んでないです。
苦労よりも良いことが多いから住んでることは、間違いないです。

 

自然を求めて渡嘉敷へ来た森野さん。
のんびりとカヤックで、無人島までの小旅行を案内しています。

 

森野淳(もりのあつし)
Island’s Trip代表 ネイチャーガイド 大阪府出身。
語学留学で訪れたオーストラリアのタスマニアで、自然に魅了される。
帰国後は自然を求めて渡嘉敷島に来る。

サイト http://islands-trip.com/
FB  http://www.facebook.com/islands.trip.tokashiki

 
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